マーチンゲール法とは世界で最も有名な攻略法の1つで、ギャンブルだけではなく投資の世界でも広く知られています。
ギャンブルや投資に興味の無い方でも知っているほど有名で、気が付いたらマーチンゲール法のロジックを使っていた... なんてことも普通にあります。
しかし気になるのが、マーチンゲール法は本当にギャンブルで有効なのか?ということです。
そこで今回の記事では、マーチンゲール法は本当に勝てるのか?をテーマに、マーチンゲール法のやり方や改良版、注意点などをまとめて詳しくご紹介していきます。
マーチンゲール法の概要を知りたい!マーチンゲール法の実践効果を知りたい!など、マーチンゲール法について調べている方の参考になれば嬉しいです。
目次
マーチンゲール法とは
マーチンゲール法とはギャンブルにおいて非常に有効な攻略法のことで、確立されたロジックによって勝率が大幅にアップします。
そんなマーチンゲール法とは何なのかまとめてみますと、
マーチンゲール法の特徴
- シンプルで初心者でも実践可能
- 理論上100%勝てる
などが挙げられ、これだけ見てもマーチンゲール法がどれだけ効率的ですごい攻略法なのかをご理解いただけるかと思います。
ではもう少し掘って解説していきます。
シンプルで初心者でも実践可能
マーチンゲール法はとってもシンプルな攻略法のため、ギャンブル初心者の方でも簡単に実践できます。
ギャンブルの攻略法と聞きますと「難しい」「複雑」「経験が必要」などといったイメージがありますが、マーチンゲール法は全て反対です。
「簡単」「シンプル」「経験は不必要」などがマーチンゲール法であり、やり方さえ覚えてしまえば、ギャンブル自体が初めての方でも大幅な勝率アップに繋がります。
世の中で知られている全ての攻略法の中で、最もシンプルでわかりやすいのがマーチンゲール法なのです。
理論上100%勝てる
マーチンゲール法を知らない方は驚かれるかもしれませんが、実は正しく実践することで「理論上は100%勝てる攻略法」なのがマーチンゲール法です。
つまり様々なギャンブルにおいて負け無しの状態が続くわけです。
しかし注意したいのが、あくまでも「理論上」であり、実践においてはマーチンゲール法のロジックが崩壊し、逆に大きな損失を発生させてしまうこともあります。
次項で解説するマーチンゲール法のやり方を知ることで、その根拠をご理解いただけるでしょう。
マーチンゲール法のやり方
何度も書いている通り、マーチンゲール法のやり方はとっても簡単で、初めて攻略法というものに触れる方でも今すぐに実践可能です。
マーチンゲールのやり方
【2】負けたら次ゲームで倍額を賭け、勝ったら利益確定しリセット
【3】以上を繰り返す
たったこれだけの手順でマーチンゲール法を実践できます。
注意したいのは「約50%で配当2倍を得られるギャンブルのみに有効」ということです。
例えばカジノゲームのルーレットにおける赤黒や偶数奇数、バカラ、ブラックジャックなどのテーブルゲームです。
例えば最初に1ドルをルーレットの赤黒へベットしたとします。
勝てば2ドルとなって払い戻されますので、ベット金額を差し引いて1ドルの利益です。
負けた場合には2ドルをベットし、勝てば4ドルですので、それまでに使った3ドルを差し引き、利益は初回ベット時と変わらず1ドルとなります。
その後も負け続けた場合には、4ドル→8ドル→16ドル→32ドル→64ドル... っと倍プッシュし、一度でも勝った時点で損失分を全て回収し1ドルの利益が確定します。
マーチンゲール法の実践例
実際にマーチンゲール法を使った実践例をご紹介します。
ゲーム数 | ベット金額 | 勝敗 | 収益 |
---|---|---|---|
1 | 10ドル | 負 | -10ドル |
2 | 20ドル | 負 | -30ドル |
3 | 40ドル | 負 | -70ドル |
4 | 80ドル | 勝 | +10ドル(利確10ドル) |
5 | 10ドル | 勝 | +10ドル(利確20ドル) |
6 | 10ドル | 負 | -10ドル |
7 | 20ドル | 負 | -30ドル |
8 | 40ドル | 勝 | +10ドル(利確30ドル) |
9 | 10ドル | 負 | -10ドル |
10 | 20ドル | 勝 | +10ドル(利確40ドル) |
11 | 10ドル | 勝 | +10ドル(利確50ドル) |
12 | 10ドル | 勝 | +10ドル(利確60ドル) |
少々分かりづらいかもしれませんが、勝つ度に利確することで確実に利益が増えていきます。
このように勝ったとしても最初にベットした金額分しか利益を得ることはできませんが、一度でも勝つことによって確実な利益となるのがマーチンゲール法です。
マーチンゲール法の連敗(連勝)確率
上記の実践例では最大で3連敗までしか起こりませんでしたが、そこで10連敗(連勝)する確率はどの程度になるのか表にまとめてみました。
連敗(連勝)数 | 確率 |
---|---|
1 | 50% |
2 | 25% |
3 | 12.5% |
4 | 6.25% |
5 | 3.125% |
6 | 1.563% |
7 | 0.781% |
8 | 0.391% |
9 | 0.195% |
10 | 0.098% |
2連敗する確率は4回に1回程度ですので頻繁に起こり得ますが、7連敗からは1%以下になることがわかりました。
しかしあくまでも「確率論」だということを忘れてはいけません。
たとえ7連敗したとしても、8ゲーム目で負ける確率は同じ50%であり、小数点以下の確率にまで到達してしまう可能性は十分にあります。
これはマーチンゲール法の恐ろしいところであるため、次項でご紹介するマーチンゲール法の注意点をきちんと頭に入れておきましょう。
マーチンゲール法の注意点
マーチンゲール法は理論上100%勝てる攻略法だとご紹介させていただきましたが、実際に実践する場合には3つの注意点を覚えておきましょう。
マーチンゲール法の注意点として、
マーチンゲール法の注意点
- テーブルリミットの確認
- 損切りタイミングの設定
- 最低でも10連敗を見越した資金を準備
以上の3つがあります。
この注意点が存在することが、そのまま「理論上」の攻略法だということをご理解いただけるはずです。
テーブルリミットの確認
テーブルリミットとは、ゲームに賭けられる最大ベット金額のことで、テーブルリミットを超える金額をベットすることはできません。
例えばオンラインカジノですと、各サイトやゲームによって異なりますが、1,000~20,000ドル程度に設定されています。
一部のハイローラー向けのオンラインカジノではさらに高く設定されている場合もありますが、青天井でベット可能なゲームは一切存在しません。
マーチンゲール法では負けたら倍プッシュを続けるため、あまりにも連敗が続くことによってテーブルリミットに到達し、マーチンゲール法のロジックが崩壊します。
できる限りテーブルリミットの高いゲームでマーチンゲール法を実践しましょう。
損切りタイミングの設定
損切りとは「損失が生じている段階でゲームを見切り損失額を確定すること」で、ギャンブラーとしては非常に悔しい決断です。
しかしギャンブルに限らず、投資の世界でも損切りはとっても重要な決断です。
もし損切りができないようですと、人生を左右するほどの莫大な損失を招いてしまう危険があります。
損切りができない人が多いから株やFXでもすべてを失う人があとを絶たないのです。
マーチンゲール法を実践する際には、きちんと損切りタイミングを設定しておきましょう。
例えば「7連敗した時点で損切りする」「300ドル負けたら損切りする」「総資金が50%を下回った時点で損切りする」など、自分なりのマイルールを決めてください。
しかし実際に損切りタイミングに到達すると、「これだけ負けているのだからそろそろ勝てるだろう」という根拠の無い自信が生じるものです。
確率の世界に「そろそろ」や「もう」はありません。
損切りタイミングを厳守するためにも、しっかりとメンタルをコントロールすることが大切です。
最低でも10連敗を見越した資金を準備
マーチンゲール法の実践途中で資金ショートしてしまったら元も子もありません。
資金が多ければ多いほどマーチンゲール法の成功確率は上がりますが、余程のお金持ちであっても資金を無限に用意することは不可能です。
マーチンゲール法を実践する場合には、最低でも10連敗を見越した資金を準備しておきましょう。
10連敗する確率は0.098%と非常に低い数字ですが、確率とは怖いもので、マーチンゲール法のような攻略法実践中には意外と起こり得るものです。
0.5ドルから開始する場合は512ドル、1ドルなら1,023ドル、10ドルなら10,230ドルは最低でも用意しておいた方が無難です。
マーチンゲール法の改良版
マーチンゲール法を改良することによって、より一層稼げるようになります。
まずマーチンゲール法のデメリットですが、「勝っても利益が初回ベット分のみ」「大きな利益を出すためには時間がかかる」の2つが挙げられます。
これらデメリットを払拭するために、マーチンゲール法を改良してみましょう。
パーレー法×マーチンゲール法
上記2つがマーチンゲール法の改良版となります。
グランマーチンゲール法は、利益は大きくなりますがその分リスクが多少高まります。
パーレー法×マーチンゲール法は、リスクは少ないですが大きな利益を得られる「可能性」がある攻略法です。
それでは最後に、これら2つのマーチンゲール法改良版を詳しく解説していきます。
グランマーチンゲール法
グランマーチンゲール法とは、負けたら倍プッシュに「+1」を加えるマーチンゲール法の改良版です。
マーチンゲール法の場合、負けたらベット金額を2倍にするだけでしたが、グランマーチンゲール法では2倍に+1を付け足すため、勝った時の利益が大きくなります。
連敗が続いた時のベット金額、累計ベット金額、及び勝った時の利益はこのような形になります。
ゲーム数 | ベット金額 | 累計ベット金額 | 利益 |
---|---|---|---|
1 | 1ドル | 1ドル | 1ドル |
2 | 3ドル | 4ドル | 2ドル |
3 | 7ドル | 11ドル | 3ドル |
4 | 15ドル | 26ドル | 4ドル |
5 | 31ドル | 57ドル | 5ドル |
6 | 63ドル | 120ドル | 6ドル |
7 | 127ドル | 247ドル | 7ドル |
8 | 255ドル | 502ドル | 8ドル |
9 | 511ドル | 1013ドル | 9ドル |
10 | 1023ドル | 2036ドル | 10ドル |
つまり連敗が続ければ続くほど、勝った時の利益が大きくなり、9連敗したあとの10ゲーム目に勝つことができれば、10ドルの利益を得られます。
マーチンゲール法ですと9連敗後であっても利益は1ドルのため、ベット金額に対してあまりにも利益が少な過ぎます。
ただし、マーチンゲール法と比べて、連敗時のベット金額の増加スピードが早いのでご注意ください。
連敗数 | マーチンゲール法 | グランマーチンゲール法 |
---|---|---|
1 | 1ドル | 1ドル |
2 | 2ドル | 3ドル |
3 | 4ドル | 7ドル |
4 | 8ドル | 15ドル |
5 | 16ドル | 31ドル |
6 | 32ドル | 63ドル |
7 | 64ドル | 127ドル |
8 | 128ドル | 255ドル |
9 | 256ドル | 511ドル |
10 | 512ドル | 1023ドル |
たった+1ドルであっても、これだけの差が生じることから、グランマーチンゲール法を実践する際には、十分な資金を用意しておきましょう。
パーレー法×マーチンゲール法
パーレー法×マーチンゲール法とは、攻撃的なパーレー法と守備的なマーチンゲール法を組み合わせた攻略法です。
そもそもパーレー法とは、勝ったら倍プッシュし負けたらリセットする攻略法で、マーチンゲール法とは全く逆となるため、「逆マーチンゲール法」とも呼ばれています。
下記のように連勝する度にベット金額を倍にし、それと比例して収益も高まりますが、一度負けた時点で損失が確定します。
ゲーム数 | ベット金額 | 勝敗 | 収益 |
---|---|---|---|
1 | 1ドル | 勝 | +1ドル |
2 | 2ドル | 勝 | +3ドル |
3 | 4ドル | 勝 | +7ドル |
4 | 8ドル | 勝 | +15ドル |
5 | 16ドル | 勝 | +31ドル |
6 | 32ドル | 勝 | +63ドル |
7 | 64ドル | 勝 | +127ドル |
8 | 128ドル | 勝 | +255ドル |
9 | 256ドル | 勝 | +511ドル |
10 | 512ドル | 負 | -1ドル |
このパーレー法で負けた時の損失を回収するため、マーチンゲール法を使います。
マーチンゲール法で1ドルの損失を回収したあと、再びパーレー法にチャレンジし、また途中で負けたらマーチンゲール法に戻すという交互に繰り返すのがパーレー法×マーチンゲール法です。
ここで大切なのはパーレー法の止め時です。
確率的に5連勝が現実的(3.125%)ですので、もしパーレー法で5連勝した場合にはパーレー法×マーチンゲール法のリセットをおすすめします。
まとめ
今回は、マーチンゲール法とは何なのか?やり方や改良版・注意点などを詳しくご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
マーチンゲール法とは負けたら倍プッシュをして確実な利益を得られる攻略法ですが、テーブルリミットや資金ショートの問題で失敗に終わってしまう可能性も十分にありますのでご注意ください。
またマーチンゲール法を改良し、グランマーチンゲール法で利益を上げたり、パーレー法×マーチンゲール法で攻撃的に攻めるのもおすすめです。
是非ともオンラインカジノでマーチンゲール法を試してみてください。
100%確実に勝てるわけではありませんが、注意事項を守りながら実践することで、オンラインカジノの勝率が大幅にアップすること間違いありません。